東京パラリンピック最終日の5日、陸上女子マラソン視覚障害T12が東京・国立競技場を発着点とする42・195㌔のコースで行われ、これまで本市で3回の合宿や講演会を行うなど「壱岐は第2の故郷のひとつ」と公言していた山口県下関市出身の道下美里さん(44=三井住友海上)が3時間0分50秒で金メダルを獲得。小池百合子都知事からメダルを渡され、「君が代」に歓喜の涙を流した。壱岐合宿でともに汗を流した市民ランナーや、リオデジャネイロ・パラ五輪銀メダル獲得後に行った講演会で「東京では必ず金メダルを獲ります」との宣言を聞いた市民も、道下選手の笑顔と涙、有言実行の力強い精神力に、大きな勇気と感動をもらった。