8月25日に皮膚科非常勤医師の60歳代男性が新型コロナウイルスに感染した郷ノ浦町の光武内科循環器科病院は、当該医師と接触の疑いがある患者、病院職員などを対象に同病院が8月30日までに行った304人319検体の検査の結果がすべて陰性だったこと、また当該医師の発症・隔離から7日で2週間が経過したことから、7日から皮膚科を除く通常診療を、皮膚科も14日から診療を再開した。
また入院患者に対する面会に関しても8日から、発熱や体調不良がないこと、過去14日以内に島外に出ていないことの条件を設定した上で、午後2時から4時まで、2人以内、面会時間10分間の制限で解除した。
白川博一市長は10日、市議会の行政報告で「感染者が医療関係者だったため、当初、病院内感染や通院患者への感染、市内医療体制への影響等が危惧されたが、当該病院の日頃からの感染拡大防止対策をはじめ、迅速な情報公開、壱岐保健所を中心とする関係機関と連携した対応等により、感染拡大を防止することができた」と、今回の新型コロナ感染者に関しては、封じ込めに成功したとの認識を示した。