郷ノ浦商店街の秋祭り・ごうのうらひろばの日が3日、壱岐の島ホールで開かれた。
開会を飾ったのは「いき伴」。「認知症になっても安心して暮らしていける町づくり」をテーマにこれまでは「RUN伴inいき」として実施していたが、今年から認知症に限らず障害がある人、高齢者など誰もが参加できるイベントとして名称を変更。同ホール発着で郷ノ浦町を回る特設コースに約150人が参加し、たすきリレーで走り抜いた。
いき伴実行委員会の空閑毅委員長は「認知症などへの関心が薄い人にも情報を届け、同じ理念を共有する団体と連携しながら、支えあいへの理解を深めていくことが目的。みんなが一緒にたすきをつなぐことで、社会との繋がりを持ちながら生き生きとした生活スタイルを維持できるように、今後も応援していきたい」と話した。
イベント広場で実施された「ごうのうら秋フェス2019」は、飲食露店やフリーマーケットが並ぶうまいもん広場、遊戯施設ふわふわ、フリースローコンテスト、はしご車試乗体験などのイベントに多くの子どもたちが集まった。ステージではアンマーズのダンス、仮装コンテスト、なわとび大会、丸太切り大会などのイベントも実施された。壱岐警察署のブースでは、犯罪なく3ばキャンペーンとしてパトカー試乗体験や、犯罪被害者支援のパネル展などが実施された。
中ホールでは郷ノ浦町文化展が開かれ、児童・生徒、公民館教室受講者、デイサービス利用者などの工芸、絵画、書などの作品を展示。ロビーは「花と緑展」の菊の大輪などで飾られた。