壱岐ロータリークラブ(RC、白川勇一会長、43人)は、フィリピン・ルバング島アグカワヤン村の水道管取り換え工事など水利支援することを決めた。
現地のルバングアイランドRC(カタリナ・カルレド会長)から今年2月、壱岐RCが所属する国際ロータリー2700地区(福岡県と佐賀、長崎県の一部がエリア)に対して援助要請があり、壱岐RCが受諾。このほどマニラ市内のホテルで、両RC会長が支援の覚書に調印した。
ルバング島東部のアグカワヤン村は人口約千人で、農漁業が主産業。湧き水をポンプで吸い上げ生活用水にしているが、水道管が老朽化で腐食し、水漏れや管内に泥が詰まるなどのトラブルが頻繁に発生。住民の健康被害を防止するためにも、老朽化した水道管を塩化ビニール管に取り替える工事が必要となった。
この工事費用として第2700地区と壱岐RCが年間33万円程度、3年間で約百万円を資金援助する。白川会長は「生活水はもっとも重要なライフラインで、国際奉仕の意義を高く感じた。来年は工事の進捗状況を見に行きたい」と話した。