地域情報

マナヅルの北帰行始まる。深江田原、山崎で観察。

鹿児島県出水平野で越冬していたマナヅル、ナベヅルが繁殖地である中国東北部方面へ向かう北帰行が2月中旬から本格化し、16日ごろから本市の芦辺町深江田原、石田町山崎などの田畑で、50~100羽の群れが観察されている。16日夕方には原の辻遺跡周辺の田圃で羽休めをする50羽ほどのマナヅルの群れが見られ、翌朝には北方面に飛び立って行った。

今冬は出水市で約1万5千羽(ナベヅル約1万2千羽、マナヅル約2500羽、その他クロヅル、カナダヅル、ナベクロヅル)の越冬が確認されており、北帰行は1月27日から開始。2月14日にマナヅル約千羽が飛び立っており、本市で確認されたのはこの群れの一部だと考えられる。

今後はナベヅルの北帰行が増えてきて本市で観察できる機会がさらに増えるが、日本野鳥の会では「マナヅル、ナベヅルともに環境省レッドリストの絶滅危惧種Ⅱ類で、驚かさないように慎重に観察してもらいたい」と呼びかけている。ナベヅルは鍋の底のように黒い体が特徴。マナヅルはナベヅルよりも体の色が薄く、体長はやや大きく、目の周りが赤いのが特徴。

関連記事

  1. 新市議16人が決まる。新人山川さんがトップ当選。
  2. プレミアム商品券。3日から販売開始。
  3. 市民病院外科常勤医が不在 緊急手術はヘリ搬送で対応
  4. 海底から土器など発見 水中遺跡調査で見つかる
  5. 假屋崎省吾さん来島 壱岐王様バナナをPR
  6. 長島に漂着遺体 ズボンのタグにハングル表示
  7. 1年間の豊作を祈願 献穀田お田植え祭
  8. 26年観光客延数は53万6千人 前年比4・0%の減少

おすすめ記事

  1. 「蛇」にまつわる名所を観光 一支國研究会がバスツアー
  2. 昭和30年代の地図を手作り 賑いの様子を後世に、勝本町の鳥巣さん
  3. 「思い出よみがえった」 壱岐高煌雪祭で甲子園写真展

歴史・自然

PAGE TOP