県は5月25日、「本年度県福祉のまちづくり賞」(県福祉のまちづくり協議会主催)の受賞者を発表。施設等部門(公共的施設)で特別養護老人ホーム壱岐のこころを運営する社会福祉法人壱心会と設計した有限会社睦設計コンサルタントが受賞した。
同賞は高齢者、障害者などをはじめ、すべての人が自らの意思で自由に行動し、あらゆる分野の活動に参加できる福祉のまちづくりを県民全体で目指し、この取り組みを一層進めることを目的としている。施設等部門はすべての人が安全かつ快適に利用できるよう配慮されていることが対象となっている。
「壱岐のこころ」の受賞理由として「『木の良さ』を生かし、入所者の終の住家として居心地の良い内部空間を作ることに配慮され、開かれた図書ギャラリーや地域交流スペースを備えた地域社会との交流にも比重を置いた施設となっており、利用者配慮と地域への貢献度が評価された」と発表された。
同施設は2019年3月に旧鯨伏小跡地に建設。特養ホームとしては九州最大規模の木造建築で、多床室40床、ショートステイ20床、ユニット型個室60床などを設けている。