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今西壮眞さん(石田幼)が連続横綱 4歳児は長岡眞白さん(郷ノ浦幼) 一支國幼児相撲大会

第19回一支國幼児相撲大会(同実行委員会主催)が3日、壱岐島総合開発センター全天候型多目的施設で開催され、市内9保育園(所)・9幼稚園から個人戦に81人、団体戦に51チーム270人の幼児が出場し、熱戦を繰り広げた。毎年出場していた福岡市・めぐみ保育園は台風接近のため欠場となった。
個人戦5歳児の部は、昨年の4歳児横綱に輝いた今西壮眞さん(石田幼稚園)が今年も圧倒的な強さを見せて、平成23、24年の久間幸海さん(当時、郷ノ浦幼稚園)に続く史上2人目の4・5歳連続横綱の偉業を達成した。
今西さんは予選トーナメントを難なく勝ち抜くと、準決勝では体格を生かして福田真志さん(那賀幼稚園)を寄り倒し、決勝は江口優恵育さん(筒城保育所)を左はず、右上手から寄り切りという、大相撲力士顔負けの本格的な取り口で優勝を決めた。
今西さんは「優勝する自信はあった。嬉しい」と胸を張った。母の弥生さん(37)は「父親、兄、祖母がみんな練習相手になって、連覇を目指して家族一丸で頑張ってきた。祖母が一番熱心だったかも。壮眞は昨年横綱になったことで、すべてに自信がついて、何事にも積極的に取り組むようになってきた。相撲効果です」と喜んだ。
祖母で市議会議員の今西菊乃さん(63)は「子どもたちの一生懸命さを見て、保護者も盛り上がり、育児を楽しく感じられる素晴らしいイベント。主催者は幼児のけがを必要以上に恐れず、投げ技をもっと見守っても良いのでは」と提案した。
審判長の松尾桂宏さんは「素晴らしい素質。近くに住んでいたら、毎日コーチに行きたくなるような素材。中学、高校になったら全国大会を狙えるような選手になるはずで、できればこのまま相撲を続けてもらいたい」と絶賛した。
4歳児の部は長岡眞白さん(郷ノ浦幼稚園)が男の子たちを寄せ付けず、決勝は徳永琉來さん(石田保育所)をうっちゃりで破って優勝した。長岡さんは「嬉しい。勝てて良かった」と笑顔を見せた。
父親の高弘さん(35)は「兄の希音が4年前の準優勝だったので、眞白は絶対にお兄ちゃんがなれなかった横綱になる、と燃えていました。基本的には一気に押して、体力で負けるようなら投げやうっちゃりを教えていました。優勝したらイヌを飼って欲しいと約束してしまったので、これからその準備が大変です」と嬉しい悲鳴を上げていた。
1チーム5人で対戦する団体戦は、予選4試合の勝敗でベスト8が決勝トーナメントに進出。決勝は石田パワーズ(石田幼稚園)とどすこい筒城(筒城保育所)の対戦となり、5歳児横綱の今西さんがいる石田パワーズの力士たちが鋭い立ち合いからの一気の寄りで、4‐1で優勝した。
中野亮監督(34)は「鋭い立ち合いは石田相撲の伝統の型。お盆前は週2回しか練習ができずにやや不安もあったが、子どもたちがよくついてきてくれた。今西君がいることも大きいが、彼と練習することでみんな強くなり、練習では今西君が負けることもあった。本番でもみんなが本来の力を発揮してくれた」と感激していた。
団体戦の石田幼稚園の優勝は2年ぶり5回目となり、ライバルの郷ノ浦幼稚園に優勝回数で並んだ。
【個人戦】▽4歳児 ①長岡眞白(郷ノ浦幼稚園)②徳永琉來(石田保育所)③大野瑛翔(筒城保育所)④川井更紗(瀬戸幼稚園)
▽5歳児 ①今西壮眞(石田幼稚園)②江口優恵育(筒城保育所)③福田真志(那賀幼稚園)④江口颯真(筒城保育所)
▽団体戦 ①石田パワーズ(石田幼稚園=横山凛大朗、横山桜士朗、中野旬、堤響紀、今西壮眞)②どすこい筒城(筒城保育所)③リバイむしょうず(武生水保育所)④郷ノ浦極め出し(郷ノ浦幼稚園)

 

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