市はこのほど、法政大学と「産業振興と人材育成協力に関する協定」など2協定を締結した。
同大は昨年、グローバル人材の育成を目的に経営大学院イノベーション・マネジメント研究科に英語でのMBA(経営学修士)コースを設置。地域産業の現状を実体験するインターンシップが必修とされており、その留学生受け入れ先の全国3か所のうち1か所に本市が選定された。
15日から2月19日まで研修のため来島するのは27歳の中国人女子学生で、主に市観光連盟でインバウンド業務に従事し、4か国後観光アプリ開発のコーディネートなどに携わる。
他の2か所は島根県海士町(隠岐の島)と福島県郡山市。同大の石島隆教授は「離島が2か所になったのはたまたまだが、地方創生について危機感を強く持っている離島地域が、このような協定を積極的に受け入れてくれた結果だと思う」と話した。
同大・佐藤良一教授は「本大はグローバル化を進めている。様々な境界を超える能力を備えた人材を育成するために、グローバルとローカルを合わせた“グローカル”“ローバル”を壱岐市で体得してもらいたい。今後は壱岐市の若手職員を本大に送ってもらい、人的交流を深めていきたい」と本市と同大との連携の発展に期待を込めた。
市と法政大が連携協定締結
15日から留学生受け入れ