JA壱岐市の定例8月子牛市が1、2日の2日間、芦辺町の家畜市場で開催され、平均価格は68万1279円を記録。歴代最高だった前回の6月市場で記録した65万8196円から3・5%増、約2万3千円も上回った。歴代最高記録の更新は昨年12月市場から5市場連続となった。
子牛市場は入場頭数が前回より42頭少ない612頭で、全頭取引成立。取引総額は約4億1694万円で、前回より約1150万円減少した。平均価格は牝が前回より約3万4千円高い63万7335円、去勢が同1万5千円高い71万8096円だった。
種雄牛別では、平茂晴が牝132頭で平均約64万5千円、去勢148頭で同72万2千円と、頭数で全体の45・8%を占め、平均価格を押し上げる原動力となった。
子牛価格の高騰は全国的な傾向にあるが、7月21、22日に開催された長崎平戸口中央市場(平戸市)の平均価格は壱岐より3万5千円程度安い約65万7千円だった。また全国の7月市場を見ても大半が平均60~66万円の成績となっており、壱岐家畜市場の平均価格は兵庫・淡路家畜市場(7月市場平均約82万3千円)に次ぐ高さとなっている。