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壱岐出身2選手が優勝目指す ソフトボール・豊永優

国体・豊永さん(地元・壱岐での力投を誓った豊永さん)

長崎がんばらんば国体(10月12~22日)開幕まであと254日。ハード、ソフトの両面から様々な準備が進められている。壱岐市で開催されるソフトボール成年女子で、長崎県チームのエースとして期待が掛けられている豊永優さん(IPU環太平洋大学3年=壱岐高~渡良中~渡良小)と、優勝候補のバレーボール成年男子の中心選手、山川賢祐さん(筑波大3年=大村工~武生水中~志原小)の壱岐出身選手2人に、地元国体へ賭ける思いを聞いた。
★ソフトボール成年女子
豊永 優選手
‐長崎国体、しかも故郷・壱岐での試合。いまから気持ちが昂ぶっているのではないか。
▽豊永 2014年が来るのをずっと楽しみにしていました。地元で国体に出場できるかもしれないなんて、ものすごいラッキーなことだと思います。1試合でも多く、地元の皆さんに見てもらいたいですので、とにかく頑張るだけです。
‐いつから国体を意識していたのか。
▽豊永 渡良小3年の時から兄の影響でソフトボールを始め、ずっと投手をやっていたのですが、中学2年から人数不足でソフトボール部がなくなってしまい、バレーボール部に入りました。高校入学の時には、どうしようか迷ったのですが、ソフトボールを続けて本当に良かったです。
高校2年で高校総体県大会3位になり、少し自信が出てきて、3年生の時に長崎国体、壱岐でのソフトボール成年女子の開催が決まりました。その時から「こんなチャンスはない」と思い、ソフトボールが盛んで、しかも将来は教員資格が取れる大学に進学しようと決めました。だから、国体は高校生の時からずっと意識していました。
‐昨年の東京国体は長崎チームのエースとしてベスト8入りに貢献した。
▽豊永 1回戦の大阪戦は1‐0で勝ったのですが、準々決勝は準優勝した愛媛との対戦で、タイブレークが10回まで行き、3‐4で負けてしまいました。それでも10回まで1人で投げ切れたことは、大きな自信になりました。体力面で成長したなと思いました。
‐国体で対戦したい相手は。
▽豊永 私のストレートは最高で99㌔ですが、東京大会で優勝した群馬の上野由岐子さん(北京五輪金メダリスト)は120㌔も出るのです。野球だったら160㌔に相当するそうです。東京では宿泊先が同じでお会いしましたが、すごいオーラでした。ぜひ対戦してみたいです。
うちの大学は全日本インカレ3位のチームで、国体にも岡山代表で3年連続出場しているので、そのメンバーとも試合がしたいですね。
‐壱岐の子どもたちに国体で見てもらいたいところは。
▽豊永 県の代表選手が頑張っている姿を見てもらいたいですね。壱岐の子どもたちにとってはソフトボールは身近なスポーツだと思うので、楽しんでもらえると思います。ソフトボールはチームプレー。1人が打つと、みんなが盛り上がる。それが最高の魅力です。
‐将来の夢は。
▽豊永 壱岐で学校の保健体育の先生になりたい。昨年10月から1か月間、母校の渡良小で教育実習を行いました。壱岐の子どもたちと一緒にソフトボールをもっと盛り上げていきたいですね。

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