郷ノ浦町のツインズ・ビーチ(栗岳浜)と嫦娥海岸で6日、海岸清掃を行う「わたらん海 鎮守PROJECT」が開催され、東京渡良会(山本紘子会長)から駆けつけた9人をはじめ、ふるさと渡良会(徳田佳武会長)のメンバー、地元公民館、渡良小学校の児童と保護者ら約80人が参加した。
同活動は今年で4回目。渡良出身で現在は福岡在住の鎮守繁光さんが、ふるさとの海を美しく保ってもらいたいと、東京渡良会に100万円を寄付したのが始まりで、寄付金で横断幕とお揃いの緑のビブス100着を制作。毎年の活動資金にも活用している。
山本会長は「すっかり渡良小の学校行事として定着した。子どもたちが保護者と一緒に海と親しみながら、海の怖さを教えてもらいながら、漂着ごみの問題を勉強しながら清掃活動をすることは大きな意義がある」と話した。
約2時間の清掃でペットボトル、プラスチックごみ、漁具など軽トラック3台分のごみを収集。渡良小の立石竜輝さん(6年)は「渡良の海は大好き。もっとみんなに好きになってもらえるようにと思いながら、清掃をしました。今年の夏も泳ぎに来たい」とすっかり美しさを取り戻したツインズ・ビーチを満足げに眺めた。