県は8日、本年度海水浴場水質(遊泳前)調査結果を発表した。
調査対象海水浴場23か所のうち、壱岐市は4か所。筒城浜、大浜、錦浜の3か所はいずれも「ふん便性大腸菌群数(個/100㍉㍑)が2個未満(未検出)、COD(化学的酸素要求量、㍉㌘/㍑)1・0~1・2、透明度(㍍)1以上で、昨年に引き続き「AA」ランクだった。
筒城浜とともに「快水浴場百選」に選ばれている辰ノ島は、ふん便性大腸菌群数が2個検出されたため、「AA」から「A」にランクダウンした。
県環境政策課は「辰ノ島はぎりぎりでAランクとなったが、遊泳にはまったく問題ない」としている。
昨夏の4海水浴場の利用者数は、筒城浜と辰ノ島が各5千人減の1万6千人と4千人、大浜と錦浜が各4千人減の3千人と5千人で、悪天候と冷夏の影響で大きな落ち込みとなった。今年はいずれも7月17日頃に海開きを予定しているが、福岡管区気象台5月25日に発表した九州北部3か月予想で、7月は「平年に比べ曇りや雨の日が多い」、8月は「平年に比べ晴れの日が少ない」となっており、今年もやや不安な海水浴シーズンの突入となりそうだ。