壱岐家畜市場の2月定例子牛市が1、2日に行われ、2日間トータルで入場794頭、取引成立793頭(牝349頭、去勢444頭)、販売総額4億8821万8320円の好成績を記録した。平均価格は61万5660円で、前回の2014年12月市場の59万20円を2万5千円以上も上回り、歴代最高価格をさらに更新した。
昨年2月市場と比較すると平均価格は10万円以上の伸びとなった。794頭の入場も昨年2月市場(819頭)以来の多頭数で、価格高騰は全国的な子牛頭数の不足が大きな原因とはいえ、生産者の笑顔は絶えず、市場は活気に満ちあふれた。
特徴的だったのは牝の高価格で、去勢の平均価格は前回から2万2千円増の65万4161円だったが、牝は2万8千円増の56万6678円となった。最高価格は平茂晴の去勢で95万5800円を記録し、これは昨年4月市場で百合茂の去勢が記録した95万7960円に次ぐ記録となった。種雄牛別では、牝、去勢とも金太郎3が、平茂晴を平均価格で上回る高い人気となった。
JA壱岐市・川﨑裕司組合長は「新規の購買者が3人加わり、活発なセリとなった。新年最初のセリ市として、この結果は素直に喜びたい。牝が高く売れてくれたので、生産者も安心したと思う。この価格が増頭に結びついていくように、より一層努力していく」と笑顔を見せた。