© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20198/2

大型店、続々出店のリスク。

経済産業省はこのほど、今年5月に申請された大規模小売店舗立地法に伴う新設届け出を発表し、本市では郷ノ浦町柳田触に建設中の「ドラッグコスモス壱岐店」が申請された。届け出書によると、オープンは来年1月18日。店舗延べ面積は1632平方㍍で、12年11月オープンのドラッグストアモリ壱岐郷ノ浦店の1428平方㍍より15%ほど大きい。

コスモス薬品(本社・福岡市)が展開するドラッグストアチェーンで、全国に1千店舗近くを展開。九州だけでも545店舗があり、長崎県は41店舗。離島ではすでに五島、対馬に出店している。薬品、健康食品だけでなく、食品も精肉、鮮魚、青果の生鮮3品以外の加工品、牛乳、豆腐、酒類など低価格で販売している。

郷ノ浦町の田中触、柳田触など国道382号線沿いにはすでに、ダイレックス、ドラッグストアモリ、マツモトキヨシと3店の大型ドラッグストアがあり、7月26日にはマルエー生活館の後にスーパーマーケットエレナ壱岐郷ノ浦店がオープンした。こちらはドラッグストアではないが、扱っている商品の重複は多い。エレナはフランチャイズ店だが、島外大手チェーンの壱岐進出は目覚ましいものがある。消費者にとって大型店の相次ぐオープンは、利便性が高まることのメリットが大きい。価格設定は基本的に全国統一なので、いわゆる「離島価格」も少ない。生活・食料品の買い物は本土とそれほど違いを感じないだろう。

だが心配もある。近くにこれだけ競合店が揃えば、客の奪い合いは激しくなる。ダイレックスとコスモスは5百㍍程度しか離れていない。大手チェーンはしっかりと調査をして出店を決めているはずだが、人口は毎年5百人程度減り続けており、人口2万人を切るなど採算ラインを切った場合、一斉に撤退する恐れもゼロではない。これまでに同業地元店は多くが廃業しており、もし島外資本撤退となれば壱岐が「買い物難民の島」に陥る可能性もある。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20207/14

江戸文化の生活鮮やか。埋文センターで収蔵展。

県立埋蔵文化財センターのオープン収蔵展「長崎の近世×現代―出土品にみるくらしの今昔―」が3日、一支国博物館1階で始まった。観覧無料で10月1…

20207/14

観光拠点整備へ。遊覧船発着所も移転。勝本浦に埋立計画。

勝本町勝本浦の一部を埋め立てて、新たなまちづくりや観光拠点としての整備を進めていることが、県壱岐振興局と市への取材でわかった。 計画案…

20207/14

あまごころ壱場が閉店。従業員「ありがとうございました」。

あまごころ本舗㈱壱岐支店のあまごころ壱場が6月30日、閉店した。 閉店時間の午後5時に最後の客を見送ると、全従業員が入口前に並び、「あ…

20207/6

給食に県産魚。壱岐は7日にマダイ。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた県産魚の消費拡大を図ろうと、県は6月から学校給食への提供を始め、本市では7日にマダイが提供される予定…

ページ上部へ戻る