社説

天井が低い大谷体育館。

2、3日に開催されたスプリングカップ中学生バレーボール大会には、島外からも多くの参加があり、男女ともに地元の芦辺が優勝して盛り上がった。残念だったのは女子決勝が行えなかったこと。予想以上に白熱したゲームが続いたため、試合予定時間が大幅に遅延した。女子決勝は午後1時開始予定だったが、準決勝が終了したのが午後2時半過ぎ。勝ち上がった志佐(松浦市)は午後3時半のフェリーを復路便に決めていたため、決勝は行わず不戦敗となった。

離島ならではの事情だが、ここまで勝ち上がって決勝を戦えなかった志佐の選手の気持ちを考えると切なかった。決勝トーナメントはもう1会場を確保して、時間に余裕のあるスケジュールを組むべきだったかもしれない。大谷体育館で行われた男子決勝トーナメントもかなり試合進行は遅延したが、勝ち上がったチームの復路フェリーは午後5時45分だったため、全日程を終了することができた。だが別の問題も生じていた。

閉会式で市バレーボール協会・山内清会長が選手たちに謝っていたが、大谷体育館の天井、可動式バスケットネット、固定式バスケットネットが低い位置にあったため、レシーブしたボールが何度も接触し、ボールアウトの判定になることも多かった。コート外のフリーゾーンも1㍍程度と狭く、見ていて危険を感じることが多かった。

バレーボールコートは、協会基準で正式には天井までの高さ7㍍以上、コート外のフリーゾーンは3㍍以上と規定されている。その設備を揃えられないことは本市の状況を考えれば仕方がないが、大谷体育館は昨年、1億7千万円をかけて耐震改修工事などを行っている。その時にもう少し予算を割いていれば、少なくとも可動式バスケットネットの収納場所の変更、固定式バスケットネットの可動化などは可能だったはずだ。31年度も様々な耐震改修工事などが行われるが、将来の利用を見越した総合的な工事を行って欲しい。

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