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皆既月食観察会 一支国博物館で開催

一支国博物館で4日、初の皆既月食化観察会が行われ、児童とその保護者ら約70人が参加した。
月食はこの地球の影の中を月が通過することによって、月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現象で、そのうち皆既食は、月が本影の中に完全に入り込むことを言う。皆既食中の月は赤黒い色に見える。昨年10月に3年ぶりに観測されたが、次の機会は2018年1月31日までないため、天文好きの子どもたちにとっては貴重な機会となった。
4日の壱岐はあいにくの悪天候となったため屋外での生の観察はできなかったが、国立天文台が北海道など晴天地域の天文台からの観察映像をライブ配信しており、このユーストリーム放映を講座室のスクリーンに投影。部分食の始まりから終わりまで3時間半、皆既食の12分間を佐賀県立宇宙科学館の堤紀子研究員、郷ノ浦中学の殿川哲生教諭が解説し、次第に赤みを帯びていく天文ショーをリアルタイムで観察した。
多目的ホールでは月食や天体についての講演や月に関するクイズ大会、体験交流室では月の満ち欠けを体験できる装置が設置されるなど、博物館が1日だけ宇宙科学館に変身した。
父親と一緒に参加した小林愛琉さん(盈科小2年)は「月食観測は2回目。外で見られなかったのは残念でしたが、月が赤くなっていく映像が楽しかった。クイズも10問正解できたし、思い出になりました」と午後9時半過ぎまでスクリーンに目を凝らしていた。
【今後の主な天文現象】▽4月23日・こと座流星群ピーク▽5月6日・みずがめ座流星群ピーク▽8月13日・ペルセウス座流星群▽10月22~24日・オリオン座流星群ピーク▽10月下旬~11月上旬・夜明け前に東の空に金星・火星・木星が集合▽11月上旬~中旬・おうし座流星群ピーク▽11月18日・しし座流星群ピーク▽12月14~15日・ふたご座流星群ピークwクイズ大会は月に関する問題が出題

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