JA壱岐市の深江穀類新共同乾燥調製施設(新共乾)の竣工落成祝賀会が17日に行われ、降神の儀、玉串奉てん、神酒拝戴などの神事で無事完成を祝った。
同施設は、荷受計量設備、乾燥設備の増設、精米設備の新設などにより、これまで市内3か所の施設で行っていた乾燥調製を1か所に集約し、最大で米5330㌧を処理。「にこまる」「つや姫」のブランド米登場に伴い、50㌧×20基の常温除湿乾燥機で、多品種・小ロット対応が可能になる。また焼酎メーカー7蔵への焼酎原料用米の供給が実現する。
総工費は5億1864万円で、平成25年度長崎県強い農業づくり交付金事業として、国50%、市40%の補助を受けた。
JA壱岐市・川﨑裕司組合長は「米は日本人の主食。県下2位の収量を誇る壱岐産米を、この施設をフルに活用することで、さらに安定した品質にしていくことが責務だ」と新施設に大きな期待をかけている。