地域情報

白が勝ち「豊作」に 聖母宮大祭で和船競争

勝本町の聖母宮大祭が今年も10~14日に行われた。最終日には恒例の和船競争があり、伝統行事を見物しようと、市民や観光客が岸壁に集まった。
和船競争は赤と白の2隻にそれぞれ5人が乗り、1人が水竿(みさお)と呼ばれる長い竹を持って指揮をとる。勝本郵便局前から対岸の「御仮堂」までの約250㍍を櫓(ろ)で漕ぎ、白が勝てば豊作、赤が勝てば大漁と、古くからその年を占う伝統がある。
出発地点では、風舞組が太鼓を演奏して機運を高め、続いて宮世話人らが岸壁に青竹を打ちつけて競争の開始を告げ、船と岸壁を繋いだ綱が切られて同時にスタート。漕ぎ手の勇壮な掛け声と共に船は波を切り、今年は僅差で白が勝った。東京から観光で来島した会社員、鈴木義人さん(35)は、「雰囲気が独特で、地元の伝統が根付いている感じが良いなと思いました」と話した。

関連記事

  1. 八幡が優勝、準優勝は那賀 第5回壱岐友杯少年軟式野球
  2. 江戸時代末の壱岐と比較 一支国博物館で「壱岐名勝図誌展」開幕
  3. 光のショーを堪能 立石仲触で蛍鑑賞会
  4. 作文「大切な魔法の言葉」 柴田嘉那子さんが全国最優秀賞。
  5. 警察と医・歯・薬3会が県内初連携 高齢社会総合対策市医療機関ネッ…
  6. 壱岐高で入会式 ヒューマンハート部
  7. 特殊詐欺を未然に防止。2人に壱岐署長感謝状。
  8. タイワンリスの被害拡大。光ケーブル切断相次ぐ。昨年は1万6300…

おすすめ記事

  1. 「壱岐から甲子園」夢実現 壱岐高がセンバツ21世紀枠選出     3月7日組み合わせ抽選、18日開幕
  2. 「島の環境、総合的視点で」 県下一斉オシドリ調査
  3. 壱岐市、31件目の協定 教育ソフト導入のベネッセと

歴史・自然

PAGE TOP