剛柔流空手道修練会(久保田恒憲館長)の合同寒稽古が15日、筒城浜、ふれあいセンター体育館で行われ、各町の空手道スポーツ少年団、壱岐高校空手道部の児童・生徒約50人が参加し、気合の入った稽古で寒さを吹き飛ばした。
30年以上続けられている恒例行事で、参加者は道着姿で筒城浜の砂浜でランニングと海へ向かって突きや蹴りなどの基本稽古を行い、心身を清めた。体育館では形の稽古を行い、汗を流した。
久保田館長は「雨で砂浜が緩んでいて、ランニングは体力的にきつかったが、新年にみんなで稽古をすることで、心身ともに新たな気持ちで1年を迎えることができる」と話した。
稽古後は昨年の各少年団の年間努力賞と、全体から1人を選ぶ文武両道賞の表彰などが行われた。文武両道賞は空手道の練習に励みながら漢字能力検定7級、数学検定9級、「島をきれいにしよう」ポスターコンクール優秀賞受賞など文武に活躍した平田樹菜さん(石田小4年)に贈られた。平田さんは「稽古、検定、ポスター制作と忙しかったが、努力を認めてもらえて嬉しかった。空手は1年生から始めて4年目で、形がうまく決まると気持良い。これからも空手、勉強共に頑張っていく」と話した。
休みなく稽古に励んだ年間努力賞は郷ノ浦道場が長岡大空さん(柳田小4年)、石田道場が豊増春陽さん(石田小4年)、芦辺道場が篠﨑冴月さん(芦辺中3年)、勝本道場が松岡羚さん(田河小3年)にそれぞれ贈られた。