政治・経済

壱岐の華「初代嘉助」「海鴉」 品評会で金賞

世界のウイスキーとスピリッツ、焼酎を審査する品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」(同実行委主催、企画・運営ウイスキー文化研究所)の焼酎部門の審査結果が5月26日に発表され、芦辺町の株式会社壱岐の華(長田浩義代表取締役)が出品していた「初代嘉助」と「海鴉」が金賞を受賞した。

同部門は2020年から始まり今年で3回目。今回は全国から芋、麦、米、黒糖など計281本(麦は68本)が出品され、134本が金賞(同27本)を受賞した。海鴉は昨年度銀賞を受賞していた。

焼酎の品評会はこれまで、国税局が各地域で行う酒類鑑評会が主で、本市の場合は福岡国税局の北部九州3県(福岡、佐賀、長崎)の地域に限られていた。関係者は全国的な品評会開催を歓迎している。

同社の営業・企画部の長田貴大さん(33)は「海鴉は毎年中身を見直している。全国的な評価の場ができて嬉しい。今後の励みになり、光栄です」と喜びを語った。

文化庁は昨年12月、こうじ菌を使った「伝統的酒造り」を国の無形文化財に登録。さらに今年3月にはユネスコ無形文化遺産に提案されるなど、日本が誇る文化として改めて見直されており、長田代表取締役(61)は今回の受賞について「壱岐焼酎として金賞を受賞したことにも意味が大きい」と喜びを語った。

同社のほか郷ノ浦町、玄海酒造の「壱岐」と「壱岐スーパーゴールド22」が銀賞を受賞した。

関連記事

  1. 台風11号が対馬海峡を通過 壱岐空港で最大瞬間風速35・0㍍ 1…
  2. 壱岐市、31件目の協定 教育ソフト導入のベネッセと
  3. 県ドクターヘリ再開時期未定 大石知事「安全に万全を期す」 当面は…
  4. 本市で3度目の県市長会議 国、県への提言24件を承認 白川市長が…
  5. ラベルにアスパラ繊維も 壱岐の蔵酒造のジン第2弾
  6. 壱岐LCと協定 災害時ボランティアで市
  7. 長澤みずきさんを任命 地域おこし協力隊
  8. 企業版ふるさと納税に感謝状 1千万円寄附のファウンテック

おすすめ記事

  1. 壱岐ブレイブス九州大会へ 江口主将「1試合でも多く勝つ」
  2. 壱岐の子ども2607人 高齢者は9364人、高齢化率40%に
  3. 盛況に郷ノ浦八日市 子どもたちの手にカーネーション

歴史・自然

PAGE TOP