郷ノ浦町柳田触の中央サービス横にコンテナを活用した飲食店街「壱岐コンテナ村」の“開村”準備が進んでいる。5日には1店舗目として居酒屋「お食事DINING粋」が開店する。
粋は当初、4月に開店予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、資材の調達に遅れが出たため、3か月遅れの開店となった。同店代表の大田恭義さん(47)は「起爆剤となって『俺たちも負けられない』となれば。柳田はじめ壱岐を盛り上げていきたい」と話した。
企画した中央サービスの野元憲治代表取締役(55)は、福岡から飲食店を開店したいという知人から連絡を受け、市内を案内していたところ、「どこでやったらいいですか」と問われ、別の用途で準備していた会社横の土地を示したところ、「いいですか」と話しが進んだ。
現在12㍍のコンテナを並列につなげた“店舗”が3台あり、中を仕切って最大5店が入居できるようになっている。状況をみてコンテナを増やす可能性もあるという。粋に続いて、福岡の串カツなどを扱う飲食店が入居予定。
野元さんは「コロナに負けないよう、他のお店と相乗効果で経済が良くなってほしい」と話した。
粋の営業時間は、ランチは午前11時半~午後2時で丼ぶり、茶わん蒸し、夜営業は午後6時頃から居酒屋メニューを提供する。大田さんおすすめはウナギのせいろ蒸し。