サッカーのW杯ブラジル大会開幕に合わせて、「壱岐島ごっとり市場キックオフ宣言」が13日、壱岐振興局で行われ、長嶋立身市観光連盟会長、白川博一市長、松尾明彦壱岐振興局長の3人が宣言書にサインをして、島内業界団体・行政機関が一体となり、福岡地区などの大消費地へ“ごっとり発信”していくことを誓った。
壱岐島ごっとり市場プロジェクトは、県のがんばらんば長崎支援事業に採択された観光活性化事業で、25~26年度の2年間で総事業費は1億2500万円(うち県交付金1億円)。壱岐の魅力を「こだわり交流体験」「ごだわりグルメ」「おもてなし」「誘致戦略」の4項目で売り込み、観光客数を27年度末に1万3150人増、29年度末に2万2500人増とする目標を立てている。
こだわり交流体験プロジェクトは、島内各地域ブロックと各関係団体が、25年度に55の体験メニューを作成。新年度も新たに70の体験メニューを加え、観光客らに提供していく準備が整ったことで、この日のキックオフ宣言となった。
長嶋会長は「島のライフスタイルを体感、体験できるメニューを組み合わせて、壱岐ならではの独自性の高い魅力ある旅行商品を提供していきたい」とプロジェクト最終年にかける思いを語った。
◆主な新体験メニュー ▽アスパラと竹を使った和紙づくり(勝本ブロック)▽小島神社参拝(田河・八幡ブロック)▽流木アート(石田・筒城ブロック)▽豆腐作り(芦辺・箱崎・瀬戸ブロック)▽貝殻キャンドル作り(渡良・三島ブロック)▽エギング(沼津・鯨伏ブロック)▽しめ縄作り(那賀・住吉ブロック)▽弥生古代住居作り体験(チーム防人)▽星空観測(子ども劇場)▽椿油作り(勝本浦ツーリズム)