3日に長崎市の長崎歴史文化博物館ホールで開かれた第38回県中国語コンクール(県日中親善協議会主催)で入賞した壱岐高校東アジア歴史・中国語コースの金子皓介さん(2年、島原市出身)と西島菜純さん(2年、長崎市出身)が喜びを語った。
金子さんは10人が出場した初級学生部門で課題「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」を朗読して最優秀賞を獲得した。金子さんは「直前に発表した諫早商業の生徒が上手かったので急に緊張してきたが、他の学校の生徒たちがやっていないジェスチャーを思い切り入れてアピールした」という積極策が功を奏した。「これまでコンクールは3位が2回だったので、初級部門でも1位になれたのは気持ちが良かった」と喜んだ。
西島さんは9人が出場した上級部門で3位相当の敢闘賞を獲得した。同部門はテーマ自由の中国語スピーチにより審査。西島さんは「勇気」をテーマにした。「昨夏の中国でのサマーキャンプでうまく交流ができず、交流するには勇気が必要だと痛感した。今年の上海研修では勇気を持って交流に取り組もうという決意を、ただ暗誦するのではなく、頭の中で日本語に翻訳して、意味を理解しながらスピーチした」と大会を振り返った。
東アジア歴史・中国語コースには4月から26人が入学する。西島さんは「1年生たちの見本になるように、次のコンクールでは1位を目指したい」と話した。