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元Jリーガーが小学生を指導。フットボールクリニック

Jリーグ・セレッソ大阪の現役コーチによる「フットボールクリニックin壱岐2017」(壱岐少年サッカー夢物語実行委員会主催)が16、17日の2日間、芦辺・壱岐島開発総合センターなどで開催された。
台風18号の接近で開催が危ぶまれていたが、セレッソ大阪とそのメインスポンサーのヤンマーホールディングス・山岡健人社長らは17日の船便が欠航になることを覚悟の上で来島。壱岐少年サッカークラブの選手ら40人の小学生を相手に、サッカー教室、試合形式の実戦練習などを行った。
同クリニックは山岡社長が知人の紹介で2014年「壱岐の島新春マラソン」に参加したことがきっかけ。「壱岐の人たちの温かい人情と、ありのままの自然に触れて、島の子どもたちに何か恩返しをしたいと思った」とサッカー教室を思いついた。その思いを同実行委員会の樋口伊久磨会長ら壱岐にいるフェイスブック仲間が受け取り実現。今年で4回目の開催となった。
元Jリーガーでセレッソ大阪サッカースクールコーチの齋藤竜さん(37)と白谷建人さん(28)は子どもたちと一緒に試合をし、間近で元プロの技術を披露しながら、的確なアドバイスを送った。子どもたちは目を輝かせながら、ボールを懸命に追った。
16日の教室後には、練習で頑張った選手を表彰。年長組のMIPは吉川明輝さん(田河6年)、MVPは後藤笙さん(八幡5年)、年少組のMVPは山田伊織さん(瀬戸1年)が選出され、MIPには2人のコーチのサイン入りユニフォーム、MVPの2人にはセレッソ大阪所属で日本代表のMF山口蛍選手のサイン入りユニフォームが贈られた。
練習試合で豪快なミドルシュートを決めた吉川さんは「コーチはゴール前で簡単につないでシュートに持っていくのがすごかった。パスの強弱について教えてもらったことが勉強になった」、後藤さんは「コーチから左足の使い方が上手いとほめられた。右でも正確なパスが出せるようにもっと練習したい」、山田さんは「山口蛍選手は知っている。ユニフォームをもらえてうれしい」と話した。
またセレッソ大阪からはチームにボール10個、父母にバッグ、参加者にノートなど多くのグッズが贈られた。
3回目の参加となった齋藤コーチは「4年前に小さかった子どもが、見違えるように大きくなっているのを見られて楽しかった。選手たちがいろいろと考えながらトレーニングするようになったことをたのもしく思っている。私たちが来ることで少しでも刺激になれば嬉しい」と来年以降もクリニックを継続していく考えを示した。

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