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壱岐地区代表牛17頭を選考。メイン7区は金太郎3産子。7月7日 県選考会

5年に1度の「和牛のオリンピック」、第11回全国和牛能力共進会(9月7~11日・宮城県仙台市)へ向けて、壱岐地区代表牛選考会が17日、芦辺町の壱岐家畜市場で開かれ、種牛の部の2、3、5、6、7区に計42頭が出品された。この中から選考された壱岐地区代表牛17頭と、巡回審査が行われている肉牛の部の選考牛が、7月7日に平戸市の長崎平戸口中央家畜市場で開かれる県代表牛選考会に出場する。前回、2012年に佐世保市などで開催された全共長崎大会には本市から6頭が出品されていずれも優等賞を受賞し、長崎和牛の名声を大いに高めており、今回も壱岐牛が長崎の連続日本一奪取へ貢献を果たす。

全共各部門の表彰の中で、もっとも重視されるのが7区(総合評価群)と肉牛の部8区(若雄後代検定牛群)各1席の名誉賞。前回大会で長崎県出品牛は、8区で名誉賞(内閣総理大臣賞)を獲得したが、壱岐産種雄牛「勝乃勝」の産子で勝負した7区は優等賞3席で宮崎県に王座を譲り、「完全日本一」とは言えない成績に終わった。それだけに今年の全共宮城大会では、7区での巻き返しが最大のポイントになっている。
この日の選考会で7区の種牛群には6頭が出品され、このうち5頭が選考された。今回の7区出品対象種雄牛には、壱岐産の「金太郎3」が選ばれており、選考された5頭は金太郎3産子らしい雄大な体積、品性がにじみ出ていた。
審査顧問の全国和牛登録協会・池田和徳参与は「体積、肩付きが優れ、幅、長さ、深みも申し分ない。金太郎3産子は発育が良いため骨太な印象があったが、この5頭は骨が細くて輪郭が鮮明な点が素晴らしい。本番へ向けて肩から中腹にかけての張りが出てくれば、さらに良くなる」と講評した。
7区で飼養牛が選考された郷ノ浦町・野元牧場の野元勝博さんは「3区でも選考され、ともに金太郎3産子だった。7区肉用の部も申し込んでいるので、一緒に出品したい。壱岐からこんなすごい種雄牛が出ているということを、全国に示したい。7区は県内から選りすぐりの金太郎3産子が出品されるが、やはり壱岐地区代表牛が県代表牛として全国へ出たい」と意欲を見せた。
金太郎3を生産した勝本・豊坂敏文市議会議員は「金太郎3の子が全共に出るというのは感慨深いものがある。こんな種牛は10年に1頭レベルではないだろうか。できれば壱岐の金太郎3産子が全共で活躍してくれれば、なおさら壱岐牛の評価を広めてくれることになる」と期待をかけた。
5区(繁殖雌牛群)は前回大会で壱岐代表牛4頭(父平茂晴)が全国出品となり、優等賞7席を獲得した。今回も壱岐産種雄牛・勝乃勝の産子5頭が壱岐地区代表牛に選考された。
審査委員長の県肉用牛改良センター・池田之也次長は「いずれも深み、伸び、横から見た時の品がある。後ろ脚にやや緩さがあるが、セットであることを第一に考えて選考した。やや肥えている牛がいるので、適切な指導の下、引き運動などで本番に備えてもらいたい」と講評した。
この5区と3区で代表牛に選考され、この大会の優秀賞を受賞した勝本町の山石吉彦さんは「2頭が県選考会に出場するのは初めてで、仕上げが大変だが、壱岐牛の名誉にかけて頑張りたい」と抱負を語った。
JA壱岐市の川﨑祐司組合長は「壱岐牛を県代表として宮城全共へ送り込み、みんなで応援に行きたい。県選考会まであと40日、地区代表選考牛は、委員から指摘された不足点を解消するように、丁寧にしっかりと飼育管理を行って欲しい」と要望した。

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