原子力防災訓練の様子を壱岐高校放送部員4人が、熱心に取材した。
同高放送部は6月の第60回NHK杯全国放送コンテスト県大会で朗読部門優秀賞、番組製作テレビドラマ部門最優秀賞を獲得して7月の全国大会に出場。11月17日の第35回九州高校放送コンテスト県大会でも、朗読、ラジオドラマ制作部門と4部門中2部門で優秀賞を獲得して、18日から始まる九州大会へ出場を決めるなど実績を挙げている。
今回は来年6月のNHK杯を目指して、原子力災害をテーマにしたテレビドキュメンター番組制作に取り組んでいる。すでに玄海原発、小浜温泉バイナリー発電施設についても取材を行っており、この日は試験期間中にも関わらず、4人が新郷ノ浦港、壱岐空港での島外避難訓練、壱岐島開発総合センターでのスクーリングなどの撮影、取材を行った。
顧問の稲尾和彦教諭は「壱岐全島が玄海原発から30~40㌔圏内に入っていることを、生徒たちも強く意識しています。壱岐の置かれている状況を、子どもたちの視線でどのようなドキュメンタリー番組に仕上げていくのか、楽しみにしています」と話した。