―出馬を決断したタイミングは。
白川 正式には昨日(10月21日)決めた。来年4月17日は日曜で、4月10日投票だと3月中に告示となる。11月会議が開かれないかもしれず、12月会議では急過ぎて皆さんに失礼に当たる。このタイミングが良いと思った。また市総合計画案の議決もきっかけになった。
―前回の市長選は前年6月会議で表明したが、遅れたのは庁舎建設問題が影響したのか。
白川 庁舎建設は後援会の中でも理解してもらえない部分もあった。反対が多くなるのではとも思ったが、ダブルスコアというのは予想外だった。各支所を廃止することで街が衰退するという市民の気持ちに対して、商業地を盛り上げるアイデアが浮かばず、グランドデザインが示せなかった。自身の総括と、後援会の理解が必要だった。
―公約の柱は。
白川 具体的なことは今後になるが、地方創生が大きなテーマになる。総合計画は、計画のための計画になってはいけない。実践することが大切だ。特に人口減少対策・雇用確保は喫緊の課題であり、笹原副市長とともに着実に実行していく。全離振会長として安倍総理、石破大臣らと会い、情報を受け取ることができる。この人脈を百%活用していきたい。国境離島新法成立も逃げることはできない。
―2期目を振り返って。
白川 掲げた公約はほとんどやってきた自負がある。市民病院改革、ごみ・し尿処理場建設、光ファイバー・ケーブルテレビ設置など実現できた。九州市長会の開催、離島振興法の延長が実現したし、介護福祉専門学校の誘致も価値が大きい。
―心臓の手術をしたが、さらに4年間、市長の激務をこなす自信は。
白川 35日ごとに病院でチェックを受けているが、まったく心配がない。いまの医学は素晴らしい。私は常に全力疾走で、思ったことはすぐにやるし、間違ったら謝っているので、ストレスが少ない。この仕事が好きだから、疲れはまったく感じない。