地域情報

アッパレカレー完成セレモニー 壱岐商生徒が考案、商品化 

壱岐商業高校(吉田惣治校長、305人)の生徒が商品開発講座の課題研究で考案した、壱岐産アスパラガスを使用したレトルト食品「アッパレカレー」(1パック200㌘・税別550円)の商品完成セレモニーが13日、同校で開催され、白川博一市長、JA壱岐市・川﨑裕司組合長らが試食を行った。セレモニーには長崎市からテレビ局が取材に訪れるなど「高校生が作ったカレー商品」の注目度は高く、白川市長も「壱岐のPRに大きく貢献してくれそうだ」と期待を込めた。
アッパレカレーの最大の特徴は、平成24年日本農業賞の最高賞となる大賞(集団組織の部)を獲得した壱岐産アスパラガスを25%も贅沢に配合している点にある。試食した白川市長は「アスパラガスが多く入っていることで、とてもあっさりとしているので、胃にもたれない。このようなカレーは食べたことがない。これは人気が出るのではないか」とアスパラを前面に押し出した戦略に感心した。
壱岐商の開発した商品は21年の「人面石クッキー」に続いて2例目。吉田校長は「生徒たちの柔軟な発想が、壱岐産アスパラガスの新たな魅力を引き出してくれた。このような商品の販売が全国に広がれば、壱岐で働く場が確保できる。高校生に対してのアンケートでは66%が将来は壱岐に帰って来たいと答えているので、卒業生たちが戻ってきて、活力ある壱岐にするために、第3、第4の商品開発にも取り組んでいきたい」と今後の方向性を示した。
アッパレカレーはJA直販店の四季菜館、壱番館などで販売されており、14日からは福岡市の博多阪急で島外販売にも取り組んでいる。また11月7、8日のJAフェスタではJA青年部12支部対抗で「アッパレカレー早食い競争」(5杯を1チーム3人のリレー形式で早食いする競争)の企画も立てられており、その様子は長崎の放送局がテレビ中継する予定。一気に島外へも知名度を高めていきそうだ。

 

関連記事

  1. 小中学生絵画展 小金丸記念館
  2. 副署長に草場長崎署留管課長 。県警定期異動。
  3. 壱岐署玄関に門松寄贈 綿井さんと盈科小交通少年団
  4. 花雲亭で新年初釜 市指定有形文化財
  5. 市庁舎建設の賛否を問う住民投票告示 26日投開票
  6. ミュシャの作品200点展示。一支国博物館開館10周年記念。
  7. 1月ジェットフォイル指定席化。九州郵船が元社員の着服を謝罪。航路…
  8. あまごころ壱場が閉店。従業員「ありがとうございました」。

おすすめ記事

  1. 石田町の献穀田で抜穂祭 「台風等の被害なく満足の出来」
  2. つや姫初出荷で式典 JA壱岐市
  3. ジェットフォイル1隻を更新へ 28年就航予定、建造費78億6千万円 壱岐市が 1/16負担

歴史・自然

PAGE TOP