霞翠小学校(豊島主博校長、94人)の恒例行事、第14回どろリンピックが5日、同校前の田んぼ(豊永百合夫さん所有)で、4~6年生53人が参加して行われた。
水田で泥まみれになって遊ぶことを通して、自然の大切さを学び、“霞翠っ子”としてたくましく育ち、稲作への関心を高めることが目的。あいにくの雨天と15度を切る寒さとなったが「子どもたちはこの日をとても楽しみにしていたので、健康面には十分に注意しながら行うことに決めました」と坂口隆教頭は子どもたちの熱意を尊重した。
田んぼに入った子どもたちに寒さなど関係なし。1種目目の「田んぼフラッグ」(ビーチフラッグの田んぼ版)では顔からダイビング、2種目目の「どろんこ障害物競走」では「でんぐり返し」で頭も顔もドロドロになる子どもが続出した。
もっとも泥だらけになって競技を楽しんだ児童に贈られる「どろんこ大将」は、池本海里さん(5年)と山石空亜さん(5年)の2人が選ばれた。池本さんは「大賞を狙って、思い切りでんぐり返しをしました。最初は寒かったけれど、泥の中は温かったです」、山石さんは「顔が泥だらけになったけれど、全然気にならなかった。口にも入ってしまったけれど、苦くありませんでした」と2人とも真っ黒な顔から白い歯を見せた。