JA壱岐市職員らで作る「壱岐4Hクラブ」の有志が、5月9日から月1回のペースで、「しまの映画館」を芦辺町・つばさで開館する。
市内に娯楽が少ないことが、若者たちの流出や出会いの少なさにつながっている一因と言われており、「それなら娯楽と出会いの場を作ってしまえばいい」と映画好きのJA壱岐市営農部・中尾拓也さんらが立ち上がった。
市のまちづくり市民力事業補助金などを活用して、毎月、映画フィルムを借りて上映を行う。上映日は基本的には毎月第2土曜日(11、12月は第3土曜日)の午後6時から。当面は入場無料で実施する。
中尾さんは「将来的には筒城浜ふれあい広場やダイエー横広場など屋外での上映も考えている。観光客にとっても壱岐の夜は暇なので、星空の下の屋外シアターができれば喜んでもらえるはず。また昼間は子供向けの作品上映も検討している」と夢を膨らませている。
9日の第1回上映作品は2011年にヨーロッパで大ヒットした「最強のふたり」。首から下が麻痺した大富豪(フランソワ・クリュゼ)と、彼を介護する黒人青年(オマール・シー)の奇跡の友情を描いた感動作品。
第2回以降の上映作品は、当月はじめに壱岐新聞、「今日もキバッチ」などで発表する。
問い合わせは080‐1786‐6170=中尾まで。