海上保安庁主催の「第15回未来に残そう青い海図画コンクール」に入賞した市内小学生7作品の表彰式が13日、壱岐海上保安署(橋本雄二署長)で行われた。
同コンクールは海洋環境保全思想の普及・啓発推進を目的に、全国の小中学生を対象に実施。今年度は全国から3万点以上、壱岐からは小学校低学年37点、同高学年41点、中学校7点の応募があった。
小学校低学年の部で全国大会に進み、第七管区海上保安本部長賞を受賞したのは徳島泰生(たいき)さん(三島小長島分校3年)の作品。海に潜り、様々なかわいい魚たちとの触れ合いを想像して描いた。
徳島さんは「父(良太さん=37=)が潜水士の仕事をしていて、海の中の話をよく聞いたり、獲ってきたイセエビやアワビなどを見ていました。ぼくはまだ泳げないのだけど、長島の海はとてもきれいなので、きっとこんなきれいな魚がたくさんいると思います」と長島の海の中に思いを馳せて描いた。
橋本署長は「私は子どもの頃から絵心がなかったので、レベルの高い絵に驚きました。みんなの絵に共通しているのは海の透明さ。壱岐に生まれたことを自信と誇りにしてもらいたい」と壱岐の海の美しさを子供たちの絵から改めて感じていた。
入賞作品は26日まで一支国博物館で展示される。
【第七管区海上保安本部賞】▽小学校低学年の部 徳島泰生(三島小長島分校3年)
【壱岐海上保安署長賞】▽同低学年 野田絢斗(渡良1年)▽同高学年 長門虎太郎(渡良5年)
【海上保安協会壱岐支部長賞】▽同低学年 入江夏海(鯨伏1年)▽同高学年 山下人和(石田5年)
【優秀賞】▽同低学年 永田莉子(田河3年)▽同高学年 川村愛(勝本6年)