社説

ワクワク感のある国民文化祭に

来場者に喜んでもらうために催されるイベントには「ワクワク感」が必要だ。その意味で、最近開かれている各種イベントにはこのワクワク感がある、満足度の高いものが多くなっている。
9日に初めて開かれた壱岐警察署イベントは、子ども用制服を着て白バイやパトカーに試乗でき、写真撮影する親子連れが後を絶たなかった。吸盤の矢で犯人の絵をターゲットに射的を行うゲームも大人気だった。県警音楽隊の演奏も子どもたちが大好きな曲が中心で、口ずさみながら聞いていた子どももいた。「お堅い警察とは思えない」と言ったら失礼だが「お客様目線」が徹底されていた。
壱岐あじさいパークで8、9日に開かれた「あじさいまつり」も、アジサイの花だけでなく、園主が手作りした木製の遊具、玩具があちらこちらに設置され、出店も並び、イベントも実施され、大人も子どもも1日楽しめる「遊園地」となっていた。すべてを手作りでここまでの観光農園を作り上げた園主には頭が下がる。
一支国博物館のイベントは学術的なものも多いが、全国のレトルトカレーを集めたフェアは誰もが楽しめるものだった。しゃぼん玉アートでは子どもたちが目を輝かせていたし、大人が見ていても楽しかった。現在開催されている特別企画展「ゆるかわふうの世界」もとても美しく子どもでも楽しめる展示だが、関連企画で作品にちなんだ青色の飲み物やケーキ、カレーを提供していて、これも写真映えすると評判だ。
来年は本県で国民文化祭が開催され、本市でも今年のプレ大会、来年の本大会へ向けて準備が進められているが、その企画には残念ながら「ワクワク感」があまり感じられない。各町で実施されている文化祭を集めた「総合文化祭」、障害者の芸術作品などを展示する「障害者芸能文化展」、壱岐の地酒と料理を楽しむ「食文化祭」とどれも必要な文化行事だが、関係者以外の一般市民や観光客が「ぜひ行こう」と思ってもらえる企画も盛り込んで欲しい。

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