壱岐商出張文化祭㏌勝本「壱岐イヴェールマルシェ」が11日、勝本浦商店街周辺で開かれた。壱岐商業高校では例年行われている文化祭がコロナ禍で来場者を限定しているため、地域の人たちに同校の活動を紹介する機会がなかったことから、勝本浦まちづくり協議会、壱岐みらい創りサイトなどの協力を得て企画。福岡大学商学部飛田ゼミと連携した「起業体験プロジェクト」の一環で、壱岐の魅力・課題に対する実践活動イベントとして開催された。同イベントは8月に同じ勝本浦で開かれた「壱岐エテマルシェ」に続いて2度目。フランス語で「エテ」は夏、「イヴェール」は冬の意味。
黒瀬駐車場では壱州荒海太鼓部の14人のメンバーが、約80人の観客の前で「花火」「大祭」の2曲を威勢よく披露した。壱岐の島夜空の祭典で勝本湾に大輪の花火が打ちあがる様子を表現した「花火」は、この2年間、ほぼ披露する機会がなかったため、演奏を経験している部員がおらず、先輩たちの演奏映像を見ながら練習を積んできた。
土肥瑚青(こはる)キャプテン(2年)は「久しぶりにお客さんの前で演奏できて嬉しかった。7人の1年生も頑張ってくれて、うまく演奏できたと思う。24日には壱岐神楽で、年明けは博物館での演奏予定があるので、もっと多くのお客さんにこの演奏を届けていきたい」と話した。
島内飲食店と連携した出店販売では、「パンプラス」とのコラボパン、「カフェドルディー」とのコラボスープ、ドーナツや海鮮焼きそばの販売などを行われ、吹奏楽部の演奏、同校生徒による写真展、一日限定洋服店なども開かれた。