クラフトビールを醸造する勝本町、原田酒造(原田知征代表取締役)のISLAND BREWERY(アイランドブリュワリー)は4月27日、オープニングセレモニーを開き、原田代表や白川博一市長らがテープカットを行った。
原田代表は「計画して2年の月日が流れた。壱岐には壱岐牛や美しい海がある。観光客も多い。観光客に楽しんでもらおうとビール製造を決意した。まだまだコロナの影響が続きそうで前途多難だが、島の人に応援していただきながら街を盛り上げる起爆剤となれれば」と挨拶した。
白川市長は「素晴らしいブリュワリーが誕生した。新しいことに取り組むことは大変な困難がある。皆の力で成功させていただきたい。全国にこの名を轟かせてもらいたい」と述べた。
テープカットに続き、原田代表が蔵内の設備を紹介したほか、醸造第1号のビールの試飲会もあり、ゴールデンエール、アイピーエー、ゆず麹エールの3種のビールが振る舞われ、皆でオープンを祝った。
試飲した壱岐旅館組合の吉田繁組合長(68)は「さわやかさがあり、キレもコクもある。力強い柚子の香りが和食に合うと思う。壱岐の島のオリジナル性がある」と太鼓判を押した。
製造の指導している株式会社Knot(北海道富良野市)のヘッドブルワー、小林祐也さん(27)は「壱岐の島にはいろいろな食べ物があり、それに合うビールを作っていきたい」と話した。飲食店への出荷は今月中旬を予定している。
蔵内のタップルームで飲めるビールと料金は、ゴールデンエールが190㍉㍑400円、360㍉㍑660円、490㍉㍑880円。アイピーエーとゆず麹エールが190㍉㍑440円、360㍉㍑720円、490㍉㍑960円。
設 備 を 説 明 す る 原 田 代 表