文部科学省は1月26日、本年度「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰の受賞団体を発表。本市から志原小学校(橋哲朗校長、56人)の志原っ子育成協議会の活動「みんなで育てる志原っ子」が受賞した。受賞団体は全国111団体で、本県では3団体。
同協議会は、地区公民館長が会長を務めるほか、PTAや老人会、婦人会など地域の住民ら24人で組織され、今年で設立3年目。
県によると、公民館長が地域コーディネーターとなり、学校運営協議会での協議結果や日常的な学校との連携の中で挙がった必要な協働活動について、幅広い人脈から最適な人材や団体を柔軟にコーディネートすることで学校と地域の円滑な連携を生み、「情報共有」「熟議」「協働」「評価」のサイクルが機能している。また、同校を取り巻く活動は、協議会設立前から運動会や志原っ子まつりなど、地域の協力で実施されてきた。昨年10月に設立された志原地区まちづくり協議会と連携し、新年度からは放課後子ども見守り教室も実施する計画もあるという。
橋校長は「地域の子は地域で育てる、がスローガンで、まさにそれを実践していただいている地域に感謝したい。今後も一体となって志原っ子を育てていきたい」と話した。