壱岐高・壱岐商合同の高校生による文化芸術祭「第8回壱州祭」が9日、一支国博物館1階テーマ展示室で開幕した。展示は20日まで。入場無料。
作品・研究論文の展示は壱岐高の美術部、写真部、書道部、科学部、東アジア歴史・中国語コース歴史学専攻、壱岐商の報道部の計42点。壱岐商の壱州荒海太鼓部、吹奏楽部は30日午後2時からのイベントで演奏・演舞などを行う予定。
壱岐高美術部は、壱岐ウルトラマラソンTシャツデザイン、壱岐サイクルフェスタポスター原画など今年度取り組んだ地域貢献活動が、大会中止のため披露の場を失ってしまったが、web開催となった県高校総文祭で山口晶葵さん(3年)の「HOME TOWN」が優秀賞を受賞し、県代表として九州総文祭熊本大会に出品された。
壱岐高科学部は「『浜辺の海藻の状況』と『イスズミの調理法探求』から磯焼けを考える」をテーマに研究成果を展示。塩樽、大浜の海水浴場に打ち寄せられた海藻を採集し分析。また大浜、塩津浜の現状を過去の写真と比較し、「打ち寄せ藻から壱岐島周辺で生育している海藻の特定には至らなかったが、少なくとも大浜、塩津浜の海岸に生育する海藻は無い状況だった」と結論を導いた。またイスズミの調理は「アヒージョや唐揚げカレー味など強い味付けで、美味しさやにおいが軽減できる」などと結論付けた。
壱岐高書道部の作品