一支国博物館の今週末は「カエル」をテーマにした展示、講座が集中して行われる。
23日午前8時45分から24日午前12時まで1階キッズこうがく研究所で、青色のニホンアマガエルの生体展示を行う。観覧無料。
ニホンアマガエルは外敵から身を守るため、周辺環境に応じて緑、灰、茶色などに変色するが、展示される個体は突然変異で青色になり、変色しない。体色の突然変異個体は目立つため外敵に狙われやすく長生きするのは珍しい。この個体は今年4月29日に西海市の個人宅の庭で発見され、長崎バイオパークに移譲された体長4・5㌢の貴重なメスだ。
2階情報プラザでは、長崎女子短期大学の松尾公則教授が長年かけて集めた多数のカエル玩具を、同大幼児教育科松尾ゼミ生徒とともに並べて制作した「東京2020」「カエルの結婚式」のディスプレイを24日まで展示している。
「東京2020」は来年開催予定の東京オリンピックの開会式で日本人選手団が入場するシーンをイメージしたもので、選手、コーラス隊、警備員など計354体のカエル玩具を使用している。
23日の特別講座「壱岐という島の生態系」、24日のいきはくサイエンス「カエル先生がやってきた!」では松尾教授が講師を務め、カエルに関する楽しい話や壱岐の生態系についての講義を行う。