地域情報

幻想的な光のショー。ゲンジボタルの乱舞始まる。

初夏の壱岐の風物詩となっているホタルの乱舞が5月初旬から始まり、すでにピークを迎えつつある。

長崎地方気象台によると今年のホタル初見は5月14日で平年より6日早く、昨年よりは8日遅かった。だが本市では、11日午後8時過ぎから郷ノ浦町平人触の清水橋周辺で、数百匹のゲンジボタルが乱舞する光景が見られ、初見は昨年より1週間ほど早かった。

気温がやや低く、風の強かったことでベストの条件ではなかったが、平人触公民館が定期的に町谷川周辺の清掃を行っていることで、年々ホタルの餌となるカワニナが増加し、ホタル数も増加してきているようだ。

壱岐高校理科室は恒例となったホタルマップの作成を13日から始め、毎週水曜に更新して発行している。第1回調査は11、12日に市内18か所で行われ、観察数をA~Eの5段階で評価。第1回のA評価(50匹以上観察)は清水橋と、芦辺・安国寺前の川の2か所、B評価(20~49匹)は勝本・新城橋と、郷ノ浦・玄海酒造交差点から入った場所だった。

ホタルマップは毎号百枚程度印刷し、壱岐高校と各港案内所などで配布している。

今年は新型コロナウイルス感染拡大により中国大陸の工場、交通が止まり、本市に飛来するPM2・5などの汚染物質が大きく減少。晴れた日には星空がいつにも増して鮮明に観察でき、木に止まったホタルとのコラボレーションも楽しめる。17日午後8時前には地球から400㌔上空に建設された国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」が通過する様子も同時に見ることができた。

ホタル乱舞のシーズンは6月上旬まで。雨が降っておらず、気温・湿度が高く、風の弱い日がチャンス。車のライトを消し、懐中電灯も足元だけに当て、反射材をつけ、ホタル狩りを楽しんでみてはいかがだろうか。

関連記事

  1. 最優秀賞に牧山武さん 市フォトコンテスト
  2. 65の体験メニューを再構築 料金・時間・内容を見直し 壱岐島ごっ…
  3. あまごころ壱場が閉店。従業員「ありがとうございました」。
  4. 警察と医・歯・薬3会が県内初連携 高齢社会総合対策市医療機関ネッ…
  5. 住民参加で避難訓練 石田町山崎触で土砂災害想定
  6. 2018年 十大ニュース。
  7. 壱岐初のゲストハウス今春オープン ネット資金調達で134万円超え…
  8. 鼓笛隊セット贈呈式 郷ノ浦幼稚園

おすすめ記事

  1. 妻ヶ島でかくれんぼ大会 大自然を満喫、観光イベント定着へ
  2. 中村遼太さん2度目の山口幹雄賞 書「送元二使安西」で別れを表現 第69回市美術展
  3. 日韓で海洋プラごみ回収 50人参加でトラック3台分

歴史・自然

PAGE TOP