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女子・芦辺、男子・勝本が優勝。市中体連駅伝競走大会

市中学校体育連盟駅伝競走大会(男子56回、女子39回)は、台風接近のため1日順延した4日、筒城浜ふれあい広場ジョギングコース(1周1000㍍)の周回コース(男子6区間20㌔=1、6区4㌔、2~5区3㌔、女子5区間12㌔=1、5区3㌔、2~4区2㌔)で開催された。市内4校からAB各2チーム、計8チームが出場。女子の1位芦辺、2位勝本、男子の1位勝本、2位郷ノ浦が、11月7日に諫早・トランスコスモススタジアム長崎で開催される県中学駅伝への出場を決めた。

女子は1区に各校のエースが集結。スタートから芦辺A田中咲蘭(3年)、郷ノ浦A野村夏希(2年)、勝本A土肥さくら(3年)が激しい競り合いを展開。3周目で先頭に立った田中が野村に1秒差、土肥に3秒差をつけて2区にたすきをつないだ。キャプテンの田中の力走で勢いづいた芦辺は、2区竹下早耶(3年)は区間2位だったものの勝本と1秒差で首位を守り、3区村田早岐(3年)、4区山本美魅(3年)、アンカー山本珠莉亜(2年)がいずれも区間1位で差を広げ、2位勝本に27秒差の44分22秒で5年ぶり、中学統合後4度目の優勝を飾った。

2年生ながらアンカーで見事な走りを見せた山本は「アンカーを任されたことは、私で大丈夫なのかなと心配だったが、先輩たちが1位でたすきをつないでくれたので、自分のペースで走ることができた。勝本アンカーの大野さんにはナイター陸上千五百㍍で競り負けていたので、雪辱できて嬉しかった。3㌔はレースでは初めてだったが、楽しく走れた」と笑顔を見せた。田中は「県大会は一昨年(チーム7位、1区4位)、昨年(チーム14位、1区20位)と悔しい思いをしてきたので、中学最後の今年は絶対に6位以内の入賞を目指す」と県大会を見据えた。

勝本キャプテンの土肥は「この2年間、市大会3位で県大会に出場できず、先輩たちの悔し涙を見てきた。みんなで県大会へ行こう、と誓って練習してきたので、思いが叶った。2区で1年生の中上(瑠菜)さんが区間1位と頑張ってくれたのが大きかった」と涙ながらに1年生の力走を称えた。

男子は、長距離界では断然の存在だった1区の原田航汰(2年)がまさかの区間2位で出遅れた勝本だったが、3区吉井裕貴(3年)、4区入江竜雅(3年)、5区豊坂日向(3年)がいずれも区間1位で、1区から首位を快走していた郷ノ浦との差を5秒まで詰めて、アンカーにたすきがつながれた。アンカー山口陽大(3年)は郷ノ浦・立川聖(2年)の背後にピッタリと付き、ラスト1周で仕掛けてトップへ。立川も必死に追いすがったが、山口はゴール前の猛スパートで10秒差をつけて2連覇のゴールテープを切った。

山口は「航汰が1区で大きく差をつけて、そのまま1位でたすきが渡されると想定していたので、正直、焦った。でも、これまで航汰には助けてもらうことばかりだったので、3年生がカバーしなくてはと、みんなが必死になった。県大会までには航汰も調子を取り戻すはずで、6位入賞を目指したい」と目標を語った。

郷ノ浦は1区小山征吾(3年)、2区竹下紘夢(2年)がつけたリードを守り切れなかったが、2位を確保して2年ぶりの県大会出場を決めた。小山は「原田君が引っ張ってくれたので、必死についていった。持ちタイムでは差があったが、2年生には負けたくないという気持ちだった。1、2年生が3人のメンバーなので伸びしろがあり、県大会までにさらに良くなるはず」と県大会で勝本に雪辱することを誓った。

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