市がコスプレをテーマに外国人観光客誘致のため今年度から取り組んでいる「壹岐Cosplay Project」は9、10日の2日間、台湾・台北市の台湾大学体育館で開かれた台湾最大級のコミックマーケット「コミックワールド台北」に出展した。台湾ではコスプレが高い人気を集めており、同展には1300以上のブースが出展。入場者数は2日で2万3千人に達した。
壱岐のブースには、今年9月に台湾から来日し、壱岐で写真撮影を行ったコスプレイヤーの女性2人、アイドルグループ「CANDY☆STAR」の澄乃さん(22)と空色(あおい)さん(22)の作品を展示。2人は撮影した写真で制作したポスター、ちらし、ポストカードなどを配布し、フォトジェニックな壱岐の自然や、コスプレ写真撮影スポットの多さなどを宣伝した。
また映像機器メーカーCANONの撮影ブースでは、壱岐の海岸の景観を背景に装飾。同社のイベントステージでCANDY☆STARが壱岐の観光PRを行った。壱岐ブースには台湾で唯一の国営通信社である中央通信社が取材に訪れ、コスプレでインバウンド拡大に取り組んでいる壱岐市についての記事を世界へ向けて発信した。