壱岐の島ホール(壱岐文化ホール)落成20周年記念としてNHKラジオ「ふるさと自慢うた自慢」の公開収録が11月25日、同ホールで行われ、橋幸夫、門倉有希の2人のゲスト歌手をリーダーとする地元の男性軍3人の「壱岐ホタルスターズ」と女性軍3人の「玄海ジュエリーズ」がチーム対抗で、ふるさと自慢とカラオケを競い合った。
男性軍は玄海酒造の松永晃生さんが壱岐焼酎、元市観光連盟の布谷誠康さんが壱岐チャリ、畜産業の野元勝博さんが壱岐牛を、女性軍は一支国博物館の松嶋麻美さんが原の辻遺跡、飲食店「旨勘」の出口依恵さんが牡蠣、新人海女の藤本彩子さんが海女漁について、それぞれの自慢をアピールし、練習を積んだ歌を披露。紅白対決に3人の審査員が投票で勝者を決めた。
今年3月に横浜市から移住して壱岐東部漁協で海女修業をしている藤本さんは、海女の師匠である竹尾久恵さんとともに、乱獲防止のためのレオタード海女漁などについて紹介。「初めて自力でアワビを獲れたのが嬉しかった」と話した。和牛の繁殖、肥育牧場を経営している野元さんは「壱岐牛は壱岐生まれ、壱岐育ちで、統一した飼料で管理しているブランド牛。島の卵で食べるすき焼きは絶品です」とPRした。
ゲスト歌手の橋は6人のふるさと自慢を聞き「食べ物も観光も何でもあるし、とにかく住んでいる人たちが素晴らしい。日本にはすごいところがあるね」と絶賛。門倉は「初めて来たが、きれいな海と自然に感動した。横浜から来て海女で頑張っている藤本さんのイキイキした姿が印象的だった」と話した。
出場した6人の「ふるさと自慢うた自慢」は12月24日午後4時5分から、橋が「潮来笠」「子連れ狼」「ちゃっきり茶太郎」など、門倉が「きまぐれ女の恋心」「ひまわり」「恋猫」などのヒット曲を披露した「ふるさと自慢コンサート」は来年1月7日同時間から、ともにNHKラジオ第1で放送する。