JA壱岐市(川﨑裕司組合長)の第51回通常総代会が6月24日、壱岐文化ホールで行われ、総代定数490人のうち425人が出席(本人出席338人)し、中期経営計画(平成28~30年度)案、本年度事業計画案など13議案を可決した。
販売事業の27年度実績は約60億1400万円と過去最高の取扱高となり、前年度比約5億円増、計画対比120・1%と好調に推移した。
畜産部門は、7千頭早期回復に向けた増頭対策などの取り組みにより、繁殖雌牛頭数は前年度末からの減少が47頭にとどまり、5807頭となった。子牛の平均価格は69万7千円で、昨年より11万5千円の高値販売となり、販売頭数は4132頭で計画対比92頭増。販売金額は約21億8千万円で、計画より約78億円の増加。1~12月の全国主要市場子牛平均価格は昨年の17位から11位になった。
川﨑組合長は「販売高が初の60憶円突破で、計画以上の黒字となった。そのうち畜産が73%を占めて大きな要因だが、それだけではなく皆さんの努力の結果だと思っている。改正農協法施行、TPPなど課題は山積しているが、第8次営農振興計画、第3次中期経営計画を着実に実践。国境離島新法を活用し、所得向上を目指したい」などと挨拶した。