任期満了に伴う長崎県議会議員選挙が3日告示され、壱岐市選挙区(定数1)は立候補者が山本啓介候補(39=自民現職)1人だったため、立候補受け付け締め切りの午後5時に、無投票での再選が確定した。
午後5時過ぎに遊説先から郷ノ浦町の選対本部に戻った山本氏は、大内武彦後援会会長から当選の知らせを聞き「ありがとうございました。これからの4年間はまたよろしくお願いします」と後援者に礼を述べ、関係者とともに万歳で再選を祝った。
山本氏は記者の囲み取材に「選挙がなかったということは、市民の意思表示がなかったということでもある。それだけに今後はなお一層、市民の声を聞いて、地域・政治課題を見出し、解決の方向へ向かっていかなければならないと強く思った」と初の無投票当選の感想を語った。
2期目の課題としては「人口減少を緩やかにすることが大きなテーマ。そのためには子育ての環境を整備すること、国境離島新法の中身に地域の実情を盛り込むこと、雇用を生み出すこと、地方創生の発案に市長・議会、市民・公民館など団体組織とともに広いテーブルに就いて進めていくことなどが重要になる」などと抱負を語った。