スポーツ

両部門とも郷ノ浦が圧勝 第57回壱岐一周駅伝

駅伝(余裕の表情でゴールする郷ノ浦のアンカー・川下)第57回壱岐一周駅伝大会(壱岐体育協会主催)が1日、郷ノ浦町・壱岐文化ホール発着の13区間50・7㌔の特設コースで開催され、青年の部(25歳以下6人などで編成)、一般の部(26歳以上6人などで編成)に各町から1チーム、計8チームが出場。両部門とも郷ノ浦が圧倒的な強さを見せて優勝した。
一般の部は1区(3・4㌔)で後藤健志が先頭に立つと、全13区間中11区間で1位、残り2区間も2位という抜群の安定味。2位勝本に15分以上の大差をつけ、一昨年に同チームがマークした大会記録に26秒差まで迫る2時間51分57秒で優勝した。12区(中学女子、2・7㌔)では末永結愛(ゆうあ、郷ノ浦1年)が9分40秒で、昨年大久保舞香(芦辺)がマークした記録を4秒更新する区間新を樹立した。
アンカーを務めた川下和明(35=JA壱岐市)は「個人的には、(5㌔で)何とか16分を切ったというタイムは不満がある。年齢的な衰えがあるかもしれない。だがチームは確実に実力が上がっている。中学生のレベルが高いので、一般がそれに負けないように頑張れば、県下一周駅伝(13~15日)でも最下位脱出につなげられる」と壱岐チームの大黒柱らしく、県大会での健闘を誓った。
青年の部も13区間中11区間で郷ノ浦がトップを奪った。郷ノ浦の一般チームには約14分及ばなかったものの、3時間03分56秒は全体2位で、青年の部2位の石田には14分差をつけた。アンカーの新原祐太(19=壱岐市役所)は「昨春、市役所に就職して、やはり仕事は忙しく高校時代と練習環境も違うし、同級生のライバルがいるわけではない。戸惑っている部分もあるが、県下一周は壱岐を代表して走るので、その看板に恥じないように頑張りたい」と話した。
▼一般の部 ①郷ノ浦2時間51分57秒(後藤健志、金丸智彦、長田康平、崎長雅史、柴田正彦、竹藤智弘、村部茂、松山晃子、末永竜也、甲原海人、益川洋武、末永結愛、川下和明)②勝本3時間07分07秒③石田3時間11分46秒④芦辺3時間15分35秒
▼青年の部 ①郷ノ浦3時間03分56秒(福田健太、桂木浩希、引地太志、平間千広、松本隆之、山内基大、寺尾佑輔、横山理子、坂口恵一朗、平畑良季、住田亮佳、西本侑弥、新原祐太)②石田3時間17分34秒③芦辺3時間21分16秒④勝本3時間23分56秒

駅伝(青年の部1位でゴールする郷ノ浦・新原)

駅伝(郷ノ浦チームに優勝旗が贈られる)

関連記事

  1. 海難事故供養に卒業生が漕ぐ 勝本ペーロン大会
  2. 1~3月期8・3%減 長崎県観光動向調査壱岐ブロック
  3. 江口さん(郷ノ浦町)が初出場 第31回全国身体障害者野球大会
  4. 玄海酒造TC決勝進出ならず 全日本綱引選手権大会
  5. 国境離島新法とは
  6. 3競技に163人出場 青少年武道大会
  7. 県大会連覇目指す初山小の7人 第47回交通安全子ども自転車
  8. 原の辻で炬火採火式 大型マイギリで火を起こす 長崎がんば らんば…

おすすめ記事

  1. 妻ヶ島でかくれんぼ大会 大自然を満喫、観光イベント定着へ
  2. 中村遼太さん2度目の山口幹雄賞 書「送元二使安西」で別れを表現 第69回市美術展
  3. 日韓で海洋プラごみ回収 50人参加でトラック3台分

歴史・自然

PAGE TOP