地域情報

真邊慰霊碑を参拝 芦辺小全校児童

真邊碑参り(真邊慰霊碑を参拝した芦辺小の児童)芦辺小学校(原洋校長、54人)の全校児童は11日、大正6年(1917年)におぼれた児童を助けて亡くなった同校の教員、真邊貞雄さん(享年30)の殉職慰霊碑を参り、海難事故防止を誓った。
真邊さんは同年7月10日、校長と教員2人とともに、4年生以上の3学級120人の児童を連れて、清石浜で水泳の授業を行っていた。当日は快晴微風の海水浴日和だったが、児童2人が引き波にさらわれておぼれた。真邊教諭は児童2人を必死に助けたが、その瞬間に力尽きて海中に姿を消したという当時の状況が、同校の資料に残っている。
慰霊碑は7回忌の1923年に同浜を見下ろす高台に建立され、毎年7月10日に同校の児童が参拝を続けている。今年は92回目で、10日は台風の影響で臨時休校となったため、11日に実施された。
石橋駿さん(6年)が「これからも海の事故が起こらないように見守ってください」と碑に話し掛けて献花を行い、生徒代表の松本一希さん(6年)が「海へは必ず家族と一緒に行き、深いところには行きません。おぼれている人を見つけたら大きな声を出して、大人の人を呼びます」と碑の前で水の事故防止を誓った。

関連記事

  1. 学校薬剤師、本田さん講演など 第72回市学校保健研究協議大会
  2. 県ねんりんピック マラソンで金2つ
  3. 婚活イベント「ミライカレッジ壱岐」が本格始動 11月14・15日…
  4. 山本さん家族に知事賞 ながさき農林業大賞
  5. 幻想的な光のショー ホタルの乱舞が始まる
  6. 長岡幸奈、竹下紘夢が優勝 全国小学生陸上交流大会へ
  7. 平均57万3427円 6月子牛市も高値
  8. ダーツで健康に 広島県立大研究者ら実証実験

おすすめ記事

  1. 約2千人が詰めかける 結の会バザー祭
  2. 華々しく市総合文化祭 2日間にわたる出演部門ステージ
  3. 船と龍テーマに企画展 国特史指定25周年 原の辻ガイダンス

歴史・自然

PAGE TOP