JA壱岐市の第49回通常総代会が6月24日に壱岐文化ホールで行われ、総代定数500人のうち457人が出席(本人出席385人)し、平成26年度事業計画案など9議案を可決、TPPに関する特別決議を行なった。
販売事業の25年度実績は約53億5600万円で、計画比106・6%と好調に推移した。
畜産部門は、12月子牛市場の平均価格が過去最高を記録、平均価格は51万9千円で前年比120・7%と高値を記録したが、繁殖牛は年度末に5916頭で、ピーク時よりも1281頭の減少となり、7000頭早期回復の目標は達成できなかった。子牛の販売頭数は4477頭で、計画比97・3%だった。
早期水稲の「つや姫」は2万6191袋(1袋3㌔)で前年比178・6%、1等米比率83・5%で、壱岐産ブランドの確立と生産者所得向上に寄与した。コシヒカリ3万147袋、にこまる4万8291袋、ヒノヒカリ2105袋で、自主流通米合計で10万7333袋となった。
園芸部門ではアスパラガスの販売高が3億1974万円と3億円を突破。イチゴが1億7664万円、メロンが6533万円、ミニトマトが1719万円、小菊が5824万円だったが、園芸全般の取扱高は7億2557万円で、計画の69・2%と低迷した。
川﨑裕司組合長は「繁殖牛の増頭・維持対策が急務で、当面の目標である7千頭の早期達成に努力する。施設園芸は高齢化、燃料高騰で栽培面積が減少しているが、若い後継者も育っており、リース事業を活用し専業として生計が成り立つ面積の確保を進める。平成26年度は農協合併50周年の節目の年であり、JAが組合員の心の拠り所になれるように努力していきたい」となどあいさつした。