霞翠小学校(豊島主博校長、96人)の恒例行事、「第13回どろリンピック」が6日、同校前の田んぼ(豊永百合夫さん所有)で4~6年生44人が参加して行われた。
田んぼの中に入って、泥まみれになって遊ぶことを通して、自然の大切さを学ぶとともにたくましく育ち、稲作への関心を深めることが目的。坂口隆教頭は「田んぼの素晴らしさ、すごさを肌で感じ、水田への感謝の気持ちを持ちながら楽しんでください」と児童らに話した。
あいにくの曇天で最高気温が18・5℃と、20度にも満たない寒さとなってしまったが、ゲームが始まると児童らは頭から田んぼに突っ込むたくましさを披露。ビーチフラッグ競技の変形「田んぼフラッグ」や、「障害物競走」、2チームに分かれて綱、タイヤ、ボールなどを取り合う「力を合わせて」などのゲームを、泥だらけになりながら楽しんだ。
もっとも泥だらけになった「泥んこ大将」には山口英児さん(5年)と村井美月さん(4年)の2人が選出された。山口さんは「寒かったけれど楽しかった」、村井さんは「どろリンピックを初めて体験したけれど、見ているよりも楽しかった」と、ともに真っ黒な顔から白い歯をのぞかせた。