文化・芸術

中継で台湾の児童と交流 給食通じて文化の違い学ぶ

 沼津小学校(田中智司校長、41人)の3、4年生16人が6月25日、オンラインで台湾の児童と交流した。
交流したのは台中市南区の樹徳(しゅうで)国民小学校(林佳灵校長、292人)の3年生25人。一般社団法人サステイナブル教育開発機構「エデュコア」(勝本町)の入江潤代表理事と林校長の2人が前任校で交流があったことから、入江代表を通じて「日本の学校と交流したい」と依頼があり、沼津小が主催して実現した。
交流会は教室で中継映像を繋ぎ、「お互いの給食文化を紹介し合う」とテーマに行われた。台湾とは1時間の時差があるため、樹徳小側が録画映像で校内や給食の様子を紹介。台湾では1年生から英語を学んでおり、樹徳小の児童たちは英語で学校を紹介し、入江代表が両校の会話を通訳した。
沼津小の児童たちは、台湾の学校では食器を持参したり全て自分で配膳することなど、自分たちとの違いを学んだ。
続いて沼津小の給食の時間になると、給食センターの車から給食当番が運び込む様子を中継。中国語で「ハオツー(おいしい)」と画面の向こう側の児童たちに伝えていた。
沼津小4年の山川菜々美さんは「給食を食べながら台湾の人と交流できて夢のようでした。台湾に行ってみたくなったし、台湾の小学校のみんなにインタビューしてみたい」と目を輝かせた。

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