郷ノ浦町の半城湾一帯を清掃する「半城湾クリーンアップ作戦」が9日に行われ、地域住民ら約百人が漂着した海洋ゴミを集めた。
同湾周辺住民によるボランティア団体「半城湾会」(山仲洋紀代表)が主催。ヤマザクラが咲く前のこの時期に毎年実施しており、今年で14回目。沿岸の漂着ゴミのほか、真珠養殖を行う上村真珠の作業船が今年も出動し、海上からもゴミを集めた。
集められたゴミはクレーンを使って入江の一角に陸揚げして、種類ごとに選別した。朝から約2時間の作業でロープやブイなどの漁具、ペットボトルなど約30立方㍍のゴミが回収された。
山仲代表(62)は「やっぱりゴミが多いなという印象。今年やらなければ来年は2倍になる。継続することが重要で、地域の協力を得ながら美しい半城湾を守っていきたい」と話した。