文化・芸術

原の辻緊急調査で5基の墓 市文化財保護審議会で報告

本年度第1回市文化財保護審議会(委員5人)がこのほど、市役所芦辺庁舎で開かれ、互選により会長に西高正さん、副会長に松崎靖男さんを選出。令和5年度の所管施設管理運営状況、原の辻ガイダンス活用状況、6年度の文化財班の業務内容、市内遺跡発掘調査などについて報告が行われた。
5年度の原の辻ガイダンスの入館者数は1万8959人で前年から491人増。原の辻遺跡公園は2万3096人で1646人減、松永安左エ門記念館は2435人で419人減だった。
6年度の遺跡発掘調査は、緊急調査として民間個人がオリーブ園造成工事を行っている原の辻遺跡原の久保A地点で遺構確認調査を実施している。
すでに実施した部分からは5基の墓が発見され、4基は弥生時代後期(約1800~1700年前)、1基は古代(約1300~1100年前)の土坑墓であることが副葬品から判明。11月以降に追加調査を実施することになった。学術調査は勝本・百合畑古墳群での実施を予定している。
文化財看板の修繕は4か所で実施を予定。石田・遣新羅使雪連宅満の墓は、誤って顕彰碑が当該文化財と認識されるケースがあり、正しく周知するため写真入りの看板を設置する。
勝本・本宮南触公民館所有の岳山神社神輿は寄贈の依頼があり、市教委が引き取り、旧沼津中学校に保管したことなどが報告された。

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